ものづくり企業はもちろん、他の企業においても、技術にかかわる知的財産、営業秘密の保護は必要不可欠です。また、近年ソフトウェアやコンテンツ、人工知能などデータビジネスにおけるデータの保護といった特殊な知的財産を分離しては、ものづくりが完結しない時代となっております。データと個人情報、営業秘密、限定提供データ、知的財産等様々な戦略と複合的に考えなければなりません。知的財産を守るためにデータ戦略を準備したり、知財戦略を策定後に更なる改良を求めデータ戦略を構築する必要もあり、バラバラにアドバイスする時代は終わったといっても過言ではありません。製造工程においてもデジタルツインを実現するためのデータ戦略が今や必須となっております。データ戦略から知財戦略が出てくる場合もあり、それをきちんとセキュリティで保護できているか。サイバー攻撃によるノウハウの奪取ももはやサイバー空間ではなくなることはありません。
小職はこのような問題に関し、弁護士としてのみならず、弁理士、情報処理安全確保支援士、ITストラテジスト資格を生かして経営企画段階のアドバイスや、事業の改革のプロジェクト支援して参ります。
さらに、従来型の知的財産をめぐる契約関係であっても、独占禁止法や各種業法の検討といった、特殊な法的見識が求められます。当職は、以下の知的財産に関する法務を重点的に取り扱っております。なお、当職は日本工業所有権法学会、著作権法学会、法とコンピュータ学会、人工知能学会、情報法制研究所等に加盟し、最新の情報を取得の上、最良の法的アドバイスを提供しています。
- イノベーション戦略と知財戦略
- データを対象としてM&A戦略、データがどれだけ守られているかのDD
- 経営のスピードに合わせた知財の活用
- 各種ライセンス契約、OEM契約、共同研究開発契約及び秘密保持契約に関する契約交渉・紛争予防・紛争解決
- ソフトウェアライセンス契約、ソフトウェア開発委託契約に関する契約交渉・紛争予防・紛争解決
- オープンソースライセンスに関する諸問題への法的対応
- 知的財産を活用したビジネスモデルへの法的助言
- 技術情報を巡る情報管理方法に関する法的助言
- 営業秘密管理と先使用権の確保
- ブランドビジネスへの商標の取扱いに関する法的対応
- WEB上のコンテンツを巡る知的財産権に関する法的対応
- 特許、商標、著作権等の知的財産侵害対応・訴訟
- 弁理士事務所と連携した戦略を策定した上での特許の活用
また、支援時には、複合的なビジネスや複合的な技術を活用する場面がでて、ビジネスや技術によっても様々なオープンイノベーションと知財戦略を融合した戦略を背景に法務を行わなければなりません。こういった場面に関してもクライアントと議論して支援して参ります。